会議室や集中空間として、オフィスでの需要が高まっている「個室ブース」。一方で、サイズや重さ、また仕様の関係で導入したくてもできないとお悩みの企業も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、カスタマイズ性に優れた個室ブースにスポットを当てて紹介していきます。また、カスタマイズ性の高い個室ブースの選び方についても解説しているので、ぜひ最後まで御覧ください。
目次
カスタマイズ性の高い個室ブースのおすすめ製品3選
まずは、カスタマイズ性に優れたおすすめの個室ブースを3つ紹介します。
- おもいっきり集中空間
- Co-at box(コアットボックス)
- パーティションブース 吸音効果パネル
結論から言うと、サイズ変更や仕様の柔軟なカスタマイズを重視する場合は「おもいっきり集中空間」がおすすめです。
デザインをカスタマイズしたい場合は「Co-at box(コアットボックス)」が、必要に応じてブースの大きさを変えたい場合は「パーティションブース 吸音効果パネル」が適しています。
それではそれぞれの製品について詳細を紹介していきますので、自社の目的に合ったものを厳選してみてください。
【サイズや仕様の変更が柔軟にできる】おもいっきり集中空間
※引用元:おもいっきり集中空間
価格 | 298,000円~ |
サイズ | 幅1370×奥行1080×高さ1840mm※要望に合わせて自由にカスタマイズが可能 |
重さ | 約30kg |
防音性能 | 56dB(デシベル)程度の騒音を46dBまで落とせることが確認できている |
消防法への対応や追加工事 | 不要 |
▼カスタマイズの例柔軟なサイズ変更に対応できる扉の位置や有無まで自由に変更できるコンセント穴の位置や数を柔軟に変更できるロゴの印字など、デザインを自由に変更できる |
おもいっきり集中空間は、サイズだけでなく、内容や形状、デスクの高さや大きさなどといった様々なカスタマイズに対応したセミクローズ(天井開放型)の個室ブースです。
耐久性の高い強化ボード「セキソーパネル」で作られており、軽量かつ設計の自由度が高い点が大きな特徴です。柔軟なカスタマイズ性を誇るため、「狭くてブースが設置できない」「レイアウトが特殊でブースの置き場所に困っている」など、他の個室ブースが導入出来なかった場合でも対応できる可能性があります。
仕様変更の幅広さから、オフィスだけでなく医療機関や自宅設置など、幅広い場面での導入実績がございます。カスタマイズ性の高い個室ブースをお探しの場合、ぜひ一度ご相談ください。
【豊富なオプションとカラーバリエーション】Co-at box(コアットボックス)
引用元:セミクローズドブース Co-at box(コアットボックス)
価格 | 1,673,000円※木目カラーの場合 |
サイズ | 幅1360×奥行き1360×高さ2200mm※1名用の場合 |
重さ | 要問合せ |
防音性能 | 要問合せ |
消防法への対応や追加工事 | 不要 |
▼カスタマイズの例天井照明・ハンギングレール・複数種類のデスクなど豊富なオプションパネルタイプとガラスタイプ、木目調と塗装など幅広いデザインを選べるオプションで電子キーの取り付けが可能 |
Co-at box(コアットボックス)は、すっきりとした美しいデザインで空間に馴染むよう設計されたセミクローズのブースです。
スチール製の堅牢な作りを特徴としており、紫外線カットガラスが使用されているなど内部の快適性を追求したブースになっています。
オプションが豊富に用意されているため、オフィスの要望に合わせて使い勝手を自由にカスタマイズすることができます。
【連結することで形状をカスタマイズ】パーティションブース 吸音効果パネル
引用元:オフィスコム
価格 | 80,400円 |
サイズ | 幅500mm×奥行30mm×高さ1200mm (パネル1枚あたり) |
重さ | 3.12kg(パネル1枚あたり) |
防音性能 | 吸音効果あり詳細は要問合せ |
消防法への対応や追加工事 | 不要 |
▼カスタマイズの例複数個を連結させて、個室パーテーションをいくつも作れる複数個を連結させて、2名で利用できるパーテーションブースを作れる |
「パーティションブース 吸音効果パネル」は、コの字にすることで自立させることができるフェルト製のパーテーションパネルです。
幅1000mmの机をぴったり囲えるサイズになっており、別売りのパネルを購入して連結することで大きさを自由にカスタマイズできます。
吸音効果のあるフェルト素材が使用されており、内部で電話やWeb会議をすることも可能です。
個室ブースにカスタマイズ性は必要?カスタマイズ性に優れた個室ブースの利点とは
カスタマイズ性に優れた個室ブースには、主に以下の利点があります。
- 他のブースでは設置できないような狭小空間にも設置できる可能性がある
- オフィスのレイアウトに自由に合わせて形状を変更できる
- オフィスの景観を損ねることなく、デザインにあったものを導入できる
- コンセントやUSBポートを増やすことで、複数の機器をブース内で使用できる
またカスタマイズ性の高い製品を選ぶと、導入後の用途変更や設置場所の変更にも対応できる可能性があります。
個室ブースをその時の状況に合わせて長く使っていきたい場合や、上記の利点に魅力を感じる場合は、カスタマイズ性の高い個室ブース製品を選ぶ方が満足度の高い買い物ができるでしょう。
ただし、個室ブースのカスタマイズ性は製品によって大きく幅があります。どこまで細かい仕様変更に対応できるか、サイズを柔軟に変えられるかなどは通販サイトや公式ホームページでは詳細がわからないことも多いです。不明な点は製品の提供会社に問い合わせ、複数製品を比較検討することが大切です。
カスタマイズ性の高い個室ブースはこんな場合におすすめ
以下に当てはまる場合、カスタマイズ性の高い個室ブースを導入することをおすすめします。
- サイズ・重量の関係でブースの導入を諦めたことがある企業
- この先もずっとブースを使い続けるかがわからない場合
- オフィスの邪魔にならないブースを探している場合
- ブース内で複数の電子機器を使う予定がある場合
個室ブースはどんなカスタマイズができる?具体的な例をチェック
個室ブースで行えるカスタマイズの具体的な例を確認してみましょう。製品によってもカスタマイズの幅は異なりますが、一般的には以下の項目や設備をカスタマイズできることが多いです。
<多くの製品でカスタマイズ可能な箇所>
- 照明のタイプや数
- デスク・チェアなどの家具類
- USBポートやコンセント
- 壁のカラー変更やロゴの追加など、デザインの変更
<主に天井あり(フルクローズタイプ)のブースでカスタマイズの可能な箇所>
- 空調のタイプ変更
- 消火装置のタイプ変更
<一部の製品でカスタマイズの可能な箇所>
- ブースサイズ
- ブース形状
- 配線穴の数・場所
- 天井の有無変更
- 出入り扉に電子錠を設置
照明やデスクといった内装や内部設備は、多くの製品でオプション対応しています。どこまでが基本装備で、どこからがオプションとなるのかは製品によって異なるため、購入前に確認しておきましょう。
一方、サイズや形状のカスタマイズができる製品はあまり多くありません。次からはカスタマイズに強い個室ブースの見分け方を紹介していくので、「サイズや形状のカスタマイズ」を検討している場合はぜひチェックしてみてください。
カスタマイズ性の高い個室ブースを見分けるためのポイント
サイズ変更や形状変更にまで対応できる柔軟なカスタマイズ性を求める場合は、以下の2点を満たす個室ブースを選びましょう。
- ブースタイプが「セミクローズ(天井なし)」であること
- 素材が「紙製」であること
- 公式ホームページで「カスタマイズ性の高さ」をうたっていること
次からは、ブースタイプや素材の違いによるポイントをより詳しく解説していきます。
カスタマイズ性を求めるならブースタイプは「セミクローズ」がおすすめ
個室ブースは主に、次の3種類のタイプに分けられます。
セミクローズ | フルクローズ | オープン | |
形状 | 天井なし・ボックス型 | 天井あり・完全個室のボックス型 | 天井なし・扉なしのパーテーション型 |
防音性能 | ◯ | ◎ | △ |
費用相場 | 20万円~ | 60万円~ | 10万円~ |
消防法の制限 | 制限を受けない | 制限を受ける | 制限を受けない |
このうち、サイズ変更や形状の変更といった柔軟性に優れている傾向があるのは「セミクローズ」と「オープン」です。防音性能や用途の幅広さ、コストパフォーマンスなどを総合すると、おすすめは「セミクローズ」になります。
なお「フルクローズ」はスチール製の堅牢な作りの製品が多く、セキュリティ性能や遮音性に優れています。一方でサイズのカスタマイズは対応していないことが多く、「1名用」「2名用」などの決められたラインナップの中から選ぶのが普通です。
また、フルクローズタイプの場合「消防法」の制限を受けるため、柔軟な仕様の変更が難しいという側面もあります。
カスタマイズ性の高い壁素材は「紙製」
個室ブースの壁素材は、「スチール製」「木製」「フェルト製」「紙製(強化ボード)」などがあります。
この中で、カスタマイズ性に特に優れているのは「紙製(強化ボード)」です。高い強度を誇りつつも、デザインや設計の自由度が高く、要望に合わせたサイズ変更・形状変更ができます。
例えば、紙製強化ボード「セキソーパネル」を使用した個室ブース「おもいっきり集中空間」なら、仮設置の際にその場で配線穴を追加するといった柔軟な仕様変更も可能です。また、通常ならブースが設置できないような狭小空間に導入した事例もございます。
紙製のブースはカスタマイズ性に優れているだけでなく、軽量かつ防音性や耐久性、コストパフォーマンスに優れている点も見逃せません。
カスタマイズ性の高い個室ブースはどこで購入できる?
個室ブースのカスタマイズを希望する場合、通販サイトや比較サイトではなく製造会社の公式ホームページや販売サイトから購入しましょう。
通販サイトで販売されている製品は決まった型番のものになるため、サイズや形状変更、配線穴の場所変更などに応じてもらえない可能性が高いからです。設置場所に不安がある場合や、サイズ変更に応じてもらいたい場合は、ブースを製造している会社に相談するのが最も確実です。
また個室ブースの製造会社に問い合わせる際は、以下のポイントをチェックし自社の要望を満たすブースを提案してもらえるかどうかを見極めましょう。
- 訪問対応してもらえるか
- カスタマイズの設置事例があるか
- 設置場所や仕様について、具体的なアドバイスをしてもらえるか
なお、個室ブース「おもいっきり集中空間」は、カスタマイズ性の高さが評価されているセミクローズブースです。サイズ変更だけでなく、配線穴や扉の形状など幅広いカスタマイズを承っており、『他社と比較しても圧倒的にカスタマイズ性が高かったこと』が購入者様の導入の決め手となったケースもございます。
また、設置の際のアドバイス・柔軟な仕様変更や、アフターフォローに満足しているといったお声も多くいただいています。
個室ブースの導入を考えてる方、設置に不安がある方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
おもいっきり集中空間の導入事例に関しては、以下の記事も合わせてご覧ください。
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